奈良県は近畿地方の県の1つ。内陸県で海に面しておらず、県南部は紀伊半島の山岳地帯が占める。奈良盆地、大和高原、吉野山地で構成される。かつての都平城京があった場所であり、興福寺や東大寺、薬師寺、法隆寺と日本を代表する古刹が存在する。ただし平城京の面影は一切残っていない。現在は復元された宮殿がたち、奈良の歴史的建造物群および史跡はユネスコの世界遺産に登録されている。吉野山地は、奈良県の3分の2を占める。吉野山の桜は日本一と称される程であり、その参道には世界遺産の大峯奥駈道・熊野古道もあり、山岳信仰の霊地として古くから多くの信仰を集めている。