新居宿は、静岡県湖西市新居町にある東海道舞坂宿と白須賀宿の間に設置された宿場町。江戸時代には東海道の交通の要所として栄え、今切渡しには関所が置かれた。
新居関所は、現存する唯一の関所で現在の建物は1855年から5年間かけて築造された。関所には、高札上や渡船場なども復元されており、往年の東海道を偲ばせる。また隣接される博物館には、東海道の旅人の道具や関所の資料等が多く展示されている。国の特別史跡に指定されている。
旅籠紀伊国屋は、新居宿でも最も規模の大きかった旅籠の一つで、紀州藩御用達の宿であった。現在の建物は1874年の大火の後建てられたもので、江戸後期の旅籠建築様式は随所に見られる。