種類:歴史散策 古墳 古代日本 飛鳥京 聖徳太子 大化の改新
天武・持統天皇陵は、奈良県明日香村にある古墳。天武天皇と持統天皇が合葬されている。天武天皇は第40代天皇で壬申の乱に勝利し、律令制の基礎を築いた天皇で知られる。領土を拡大し、巨大な中央集権を行い天皇親政の政治を行った。古事記や日本書紀の編纂も行った古代日本の礎を築いた天皇である。天武天皇の皇后である、持統天皇と供に埋葬されている。御陵の名称は檜隈大内陵である。東西58m、南北45m、高さ約9mの円墳状の古墳である。
飛鳥歴史公園は、奈良県明日香村にある史跡公園。高松塚古墳と中尾山古墳があり、また歴史公園館と高松塚壁画館があり多くの貴重な出土品の写真やレプリカが見れる。展望台や広場があり歴史を感じる静かな公園である。
石舞台古墳は、奈良県明日香村にある日本最大の方形墳。蘇我馬子の墓と伝えられる。30数個の岩の総重量は、約2300tにもなる。特に天井部分は約77tもあり、造られた当時の優れた土木・運搬技術が伺える荘厳な遺跡である。この古墳は封土の上部がなくなり、玄室部の天井石と側壁の上部が露出していて、天井石が平たいので、古くから石舞台古墳の名で親しまれている。
伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)は、奈良県明日香村にある史跡。大化の改新が起きた場所であり、日本の歴史が大きく動いた場所でもある。皇極天皇の新宮として643年に造られた。調査の結果、高床式の大きな建物や大井戸など多くの遺構が確認されている。
酒船石(さかふねいし)は、奈良県明日香村にある奇石。用途が不明であり、不思議な模様が彫られている。この石造物は、現状では5.5m、幅2.3m、厚さ約1mで花崗岩で出来ている。北側および南側の一部は欠損しており、近世に何処かへ運び出されたと考えられ、石割りの工具跡がのこっている。石の上面に、円や楕円の浅い窪みを造って、これを細い溝で結んでる。酒をしぼる槽とも、あるいは油や薬をつくるための道具とも言われている。しかし、この石の東に40mのやや高い所で、ここへ水を引く為の土管や石樋が見つかっていることから庭園の施設だと言う説もある。
飛鳥寺は、6世紀末に蘇我馬子によって創建された日本最古の寺院である。大仏があり同時期に造られた最古の仏像である。
鬼の雪隠・鬼の俎は墳丘土を失った終末期古墳の石室の一部である。本来は花崗岩の巨石を精巧に加工した底石・蓋石・扉石の三個の石を組み合わせたもので、鬼の雪隠はその蓋石にあたり、上方にある鬼の俎から転倒してきた状態にある。この周辺は霧ヶ峰と呼ばれ、鬼が住み、通行人に霧を降らせまよったところを捕らえて、俎の上で料理し、雪隠で用を足したという伝説がある。