秩父夜祭は、江戸中期に秩父神社に立った絹織物の市が起源であり、以来現在まで続く伝統的な祭りである。提灯で飾り付けられた見事な屋台・笠鉾と呼ばれる山車が冬の秩父を進む。山車は全部で6基あり、重さ20トンもの巨大な山車が旋回したり、坂を上る姿は圧巻である。
祭り期間中は、秩父神社の境内では歌舞伎や神楽などの伝統芸能の披露の他、さまざまな催し物が開かれ、町中に露天が立ち並ぶ。
また夜にはスターマインなど花火が上げられる盛大な祭りである。当日は道は込み合い交通規制もかかるので見学には注意が必要。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。