主祭神:菅原道真
創建:919年
主な神事:曲水の宴
太宰府天満宮は、菅原道真公の墓所の上に社殿を造営し、御神霊を永遠に祀っている神社である。三天神の一つに数えられ、全国約12,000社の総本宮であり、「学問・至誠・厄除けの神様」として、崇敬を集めている。参拝者数は年間700万人ともっとも参拝者の多い神社の一つである。
菅原道真は、845年に京都で生まれ、幼少の頃より学問の才能を見せた。また努力を重ね、学者やもちろん政治家・文人としても幅広く活躍された。しかし、無実の罪を着せられ政略によって京都から大宰府に流され、903年に大宰府政庁で亡くなられた。
門弟の一人、味酒安行が道真公の遺体を牛車に乗せて移動中、急に牛が伏して動かなくなり、これは道真公のこの地で埋葬して欲しいとの意思と判断し、この地に埋葬された。その後905年に、墓所の上に祀廟が創建され、919年勅命により社殿が建立された。
その後、無実が証明され「天満大自在天神」と言う神の御位が贈られた。その名から「天神さま」と崇められるようになる。
飛梅
大宰府へ都を発つ際庭先に立っている梅に別れを惜しんで「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」と詠った。その後、この梅は主を慕い、一夜のうちに大宰府まで飛んできた梅である。
曲水の宴 3月最初の日曜日
曲水の宴(きょくすいのえん)は、太宰府天満宮で行われる最も盛大な催し物である。国内海外問わず高い評価を受けている、福岡を代表する祭りである。曲水の宴は水の流れのある庭園で流れてくる盃を受け取るまでに詩歌を詠み、盃の酒を飲み詩を披露する儀式である。太宰府天満宮では、古代日本の貴族の衣装に身を包み、各役職に演ずる参加者が詩歌を読み、披露する。全て古来の伝統に基づき、また宴の前には白拍子の舞も披露される。
オフィシャルホームページ http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
(参照:オフィシャル情報)