種類:沢滝 今から約300年前、藤原村大庄屋・六兵衛重任の曹子善忠と岸高村の庶民の娘お仙が恋に落ちた。しかし、当時の武家は、身分の違うものとの恋愛や結婚を厳しく禁じていた。二人は今生のはかない恋を諦め、来世で一緒になろうと誓いこの滝に身を投げたと伝えられる。二人の遺体は、引き上げられ音成家累代の墓地に比翼塚を築いて、しめやかに葬った。今も昔の面影をそのままに、相寄り相慕うように立てられた墓碑の下に、二人は安らかに永遠の眠りについている。