宗派:臨済宗妙心寺派
開基:夢窓疎石
創建:1330年
正式名称:乾徳山 恵林寺
恵林寺は、1330年、夢窓国師によって開かれ、戦国時代1576年にに武田信玄によって武田家の菩提寺と定められた臨済宗妙心寺派の古刹である。夢窓国師は伊勢の生まれで、甲斐へ移り住み9歳で出家。当時の領主、二階堂に請われて邸宅を禅院に改めたのが恵林寺の始まりであり、その時国師は55歳であった。
1582年に武田氏滅亡に伴い、織田信長によって焼き討ちに遭うも、徳川家康によって再興された。
庭園は鎌倉時代、夢窓国師の作庭で、国の史跡・名勝に指定されており、甲府八景「恵林晩鐘」に詠まれている。
四脚門(通称・赤門)
1606年に徳川家康によって再建された門。国指定重要文化財。
武田信玄公の墓所
武田信玄自ら恵林寺菩提寺と定め埋葬された。その墓所がここにある。
三門 附棟札一枚
「心頭滅却すれば火も自(ひおのずから)涼し」とは、1582年に信長によって焼き討ちに遭った際に快川和尚が信長に屈せず火定を遂げた際の一句である。
恵林寺庭園
夢窓国師築庭の池泉回遊式庭園。上段に枯山水、下段には心宇池を配した名勝。国の名勝に指定されている。