武甕槌命 - 第一殿。藤原氏守護神
経津主命 - 第二殿。同上
天児屋根命 - 第三殿。藤原氏の祖神
比売神 - 第四殿。天児屋根命の妻
創建:768年
主な神事:3月13日(春日祭)
春日大社(かすがたいしゃ)は、奈良県奈良市春日野町にある神社。全国に約1,000社ある春日神社の総本社。
奈良時代768年に平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建され、中臣氏・藤原氏の氏神を祀る。主祭神の武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする。この鹿は鹿島神宮より持ち込まれた。藤原氏の隆盛とともに平安時代は特に隆盛した。
境内には多くの文化財である建造物が立ち並ぶ。
本殿 - 本殿は春日造で4棟並んで建っている。国宝。1863年建立。
中門(重要文化財) - 楼門。1613年建立。
御廊(重要文化財) - 1613年建立。各御廊や各回廊には奉納された約1,000基にも及ぶ釣燈籠が並ぶ。
南門・慶賀門・清浄門・内侍門(重要文化財) - 永徳2年 - 至徳2年(1382年 - 1385年)建立。
その他多くの重文を含む。宝物館では、国宝をはじめ多くの日本刀や立像など様々な文化財が展示されている。
この文化財の宝庫から平安の正倉院と呼ばれる。