落差:約30m
この滝は、落差が約30m、季節を問わず豊かな水量があるため、古くから修行道の行場として栄えた。この滝がある宿地区は、明治維新までは高野山の寺領であった。
空海の御廟のある奥の院とも近く、数多くの修行僧や山伏がこの地で悟りの修行を行ったと云われている。
「五光の滝」の名の由縁は、修行僧が滝に打たれる為に沢にあがってきたところ、滝の日の光を受けた五色の虹に包まれ、その神々しさに時を忘れたという故事による。
滝の左側の岸の中腹には不動明王の像があり、かつてはそれを祀る祠が有ったといわれる。下流には禊のための御手洗の滝がある。