種類:回遊式築山泉水庭園 大名庭園
潮入の池と二つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園。潮入の池とは、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で通常用いられていた様式である。浜離宮は、この潮入りの池や池や鴨場を中心にした南庭と、明治時代以降に造られた北庭とに大別される。元は将軍家の鷹狩場であったが、4代将軍家綱の弟松平綱重が屋敷を立てたのが始まりである。綱重の弟家宣が将軍になった事で、この地は将軍家の別邸となり、浜御殿となった。11代将軍家斉の時に現在の姿の庭園が完成する。明治維新の後皇室の離宮となり浜離宮と名称を変える。その美しい景観と歴史的価値は国の特別名勝及び特別史跡に指定されている。
新橋のビルを背景に独特の都会美観を作り出す景観は多くの人に親しまれている。
花
春:フジ、ヤマツバキ、ツツジ、サトザクラ、ボタン
夏:ハナショウブ、サツキ、アジサイ、サルスベリ、キキョウ、
秋:ヒガンバナ、キンモクセイ、サザンカ
冬:ウメ、ジュウガツザクラ、ロウバイ
潮入の池
都内では唯一の海水を利用した池。その為に池の中には海水魚が棲んでいる。
お伝い橋と中島の茶屋
水の面に映る橋と茶屋は浜離宮の代表的な景観である。
三百年の松
六台将軍家宣が庭園を大改修したときに、植えられた松。東京都で一番古い黒松である。
ボタン園
浜離宮は多くの花が楽しめるが特にボタンとキバナコスモスが有名である。
鴨場
園内には二つの鴨場がある。18世紀末に作られたもので、今でもその様子が伺える。
オフィシャルホームページ http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index028.html
(参照:オフィシャル案内現地観光情報等)