城郭の種類:平山城
天守構造:複合式層塔型3重5階・鉄筋コンクリート造模擬
築城年:1599年
築城主:松浦鎮信
平戸松浦氏は秀吉政権下の1587年、6万3200石の大名となった。文禄・慶長の役では約6000の軍勢を率いて朝鮮半島を転戦し、1599年に「日の岳城」を築いたが、1613年に大火により焼失した。
その後、1702年に4代藩主松浦重信によって幕府から許可をえて再建させた。これは江戸時代では築城を願い出て許可が出る事は異例であったが、東シナ海の警備上必要であったのではと考えられる。
その後、廃藩置県後の廃城令により廃城となり、翌年、現存する狸櫓と北虎口門(搦手門)を残し、城の建物は解体された。
現在は、乾三重櫓、地蔵坂櫓、見秦櫓、懐柔櫓、沖見櫓(現天守閣)が再建された。