種類:直爆 裏見の滝
落差:90m
幅:10m
百四丈滝は、落差90mの日本一の裏見の滝である。石川県の霊峰白山を代表する巨大な滝。白山の豊富な伏流水が一気に流れ落ちる滝で、その豊富な水量は厳冬期ですら凍る事が無い。また巨大な岩を勢い欲流れ落ちる為、滝壺に至るまで岩肌に当たらず完全な直爆を形成する。この為に滝壺は裏に回る事も可能である。
又、厳冬期には氷の壺を形成する神秘的な滝でも有る。日本に存在する滝でも滝壺までのルートが最も困難な滝の一つであり、まさしく秘境の滝を代表するような見事な景観を持つ。
警告:滝見台は加賀禅定道の途中にあり遠景は簡単に望めるが滝壺までの道のりは過酷を極める。藪こぎや沢の崖くだりなど上級者の技術が必要な上、ルートはほぼ手探りとなる。一度訪問したことの有る人にガイドしてもらうのが行くための絶対条件である。また雨が降った場合、元のルートに戻るのはほぼ不可能になるので、天気も十分に気をつけて無ければならない。またなれた人でも往復4時間、場合によっては8時間以上かかる場合もあるのでかなりの時間に余裕を持たせる必要がある。加賀禅定道自体も長い登山道なので軽い気持ちでは訪れることは出来ない。行く場合は自己責任であるが、十分に注意して欲しい。
行き方(これはあくまで撮影者のルートである):
天池から強引に藪こぎをして滝を目指して下山する。直ぐに枯れ沢に当たる。枯れ沢を沢沿いに下ると右手に大きな岩・四丈岩が表れる。そこから10数メートル枯れ沢を下ったら、強引に左側へ藪こぎしながら進むと別の枯れ沢が現れる。それを下ると百四丈滝の横の沢の崖に現れる。丁寧に降りれば百四丈滝の底まで降りることが出来る(天気水量次第なので保障は出来ない)。注意としては四丈岩から藪こぎしないで進むと下ることの出来ない崖に突き当たる為に、一度左の沢へ移動する必要がある。とにかく危険を伴う為に、一人では絶対に行かないこと。出来れば経験者との挑戦を進める。万が一の事故も全て自己責任で挑戦していただきたい。