種類:伝統家屋
旧今井家住宅は、築280年と推測される江戸時代中期に建てられた美濃市で最も古い建築物である。典型的な間口狭く奥広くの造りとなっている。これは、江戸時代税金は間口の広さのみで決められていた為に多くの町でこのような長屋作りの建物が造られた。今井家は美濃和紙の問屋で財産を築いた商人で、この住宅の母屋には9つの部屋がある。普通6部屋の造りが多い中、9つの部屋があるのは財産の豊かさが伺える。天井に取り入れられた天窓などの明かりを取り入れる技法なども施されており、随所で贅沢な装飾を見ることが出来る。
母屋の表面は江戸時代より店舗の様子が変わらずに当時の面影を残している。またこの建築物に備え付けれられたうだつは美濃市で最も古いと見られ、装飾も単純である。
水琴窟は、日本の音の風景100選の一つに選ばれている。水琴窟では登録されている二つの一つである。
裏庭にある蔵は、美濃市の様々な資料が展示されている。
(参照:オフィシャル案内現地観光情報等)