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慈尊院

観光案内

慈尊院(じそんいん)は、和歌山県高野山の山麓にある真言宗の寺院。弘法大師・空海が高野山を816年に開山した時に、高野山参詣の要所に当たるこの地に表玄関として伽藍を草創したのが始まりである。弘法大師が母が香川県善通寺より招き、高野山は女人禁制であったためにこの寺院に滞在した。弘法大師は月に一度は尋ねに下りてきた。弘法大師の母は弥勒菩薩を篤く崇敬されており、入滅の際は弘法大師は自作の弥勒仏と母親の霊を安置された。その後、1474年にご廟は現在の位置に移された。女人の高野山参りは慈尊院までとの事も相俟って女人高野山として知られるようになる。現在も、子宝、安産、育児、授乳等を願って乳房型絵馬を奉納され特に女性から広く尊崇される寺院である。ユネスコの世界遺産に登録されている。

参拝者
駐車場【有】
トイレ【有】
※丹生神社へは、丹生神社の駐車場を利用する事。

アクセス
南海高野線九度山駅より徒歩。


特集

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周囲の地図情報 慈尊院

詳細案内

慈尊院

宗派:高野山真言宗
開基:弘法大師 空海
創建:816年
正式名称:万年山慈尊院

慈尊院は、816年、弘法大師・空海が、高野山開創の時に、高野山参詣の要所に当たるこの地に、表玄関として伽藍を建立し、高野山一山の庶務を司る政所を置き、高野山への宿所ならびに冬季避寒修行の場所とされた事が始まりである。

弘法大師の御母公が香川より我が子の開いている山を見たいとの一念からご高齢にもかかわらず慈尊院へ参られ、ご本尊弥勒菩薩を篤く尊崇された。御母公が入滅された時には、大師は御母公が弥勒菩薩になられた霊夢により廟堂を建立し、自作の弥勒仏と御母公の霊を安置された。慈尊とは、弥勒菩薩の別名でありこれにより慈尊院と呼ばれるようになった。

御廟(弥勒堂)
国指定重要文化財。1474年に現在の位置に移されている。平安末期の輪郭を良く残している建物である。弘法大師の母公の墓所として建立された。弥勒菩薩が祀られており、木造菩薩仏座像は国宝に指定されている。

多宝塔
1643年の再建。

土塀
現存する土塀で日本一古い物である。

案内犬ゴン
高野山の案内犬ゴンは、慈尊院や高野山の参詣者・ハイキング客を案内した犬。高野山町石道の20km強の道のりを朝、慈尊院を発って、夕方に高野山上の大門まで道案内し、夜には慈尊院に戻る毎日を送っていた。2002年に息を引き取った。