種類:武家屋敷 古い町並 小京都
角館武家屋敷通りは年間200万人以上が訪れる東北で最も人気のある観光地の一つである。かつては城下町であり、武家町の町割りなどがそのまま残る。現存する武家屋敷には見事な日本庭園があり、また城下町が形成されて以来の樹木は他の武家屋敷には無い独特の景観を持つ。樹齢250年を超す枝垂桜やモミの木があり、春の桜の名所としてもしられ、秋にはモミジの紅葉も美しい。そして冬は静かに閉ざされる。
小野田家は、美しい庭園と樹齢数百年の見事な樹木を備えた武家屋敷である。屋敷は明治33年に焼失した後再建された建築であるが、間取りは中級武士の屋敷そのままに建てられている。
河原田家は、江戸時代の武家屋敷建築様式を受け継いだ伝統家屋で、表座敷にはこの地方特有の書院造りと眼下には美しい庭園が広がる。
岩橋家は、江戸末期に建てられた現存する武家屋敷で、上級武士の建築様式を良く残す。岩橋家は石高は86石であった。庭園も素晴らしく、樹齢300年以上の柏の木がこの家のシンボルとなっている。
青柳家は、角館では最大の広さを誇る住宅で、敷地内の広い庭には600種類の花や樹木が四季折々の表情を楽しませる。豪華な門と屋敷であり、1860年に建築された角館でも古い武家屋敷である。主屋以外にも米蔵や武器蔵などが現存し見事な刀や鎧兜が展示してある。青柳家は元は芦名氏の譜代で佐竹北家の組下になった武士である。代々高い格式を誇り、石高は104石であった。
石黒家は、角館で最も古い武家屋敷でまた最も格式が高い屋敷である。角館の武家屋敷で唯一案内人付きで屋敷に上がる事が出来る武家屋敷であり、武家屋敷を詳しく堪能する事が出来る。表からは豪華な黒塀にのぞき窓、1809年の銘のある薬医門にそれ以前に建築された推測される見事な茅葺き屋根の主屋からなる。庭園には、樹齢250年をこす見事なしだれ桜やモミの木がある。