例祭:4月15日
創建:(伝)第12代景行天皇年間
金鑚神社は、旧官幣中社で、延喜式神名帳にも名を残す古社である。むかしは武蔵国二ノ宮とも称された。地名の二の宮はこれによる。
社伝によれば、日本武尊が東征の帰途、伊勢神宮で伯母の倭姫命より賜った火打金を御霊代として、この地の御室山に奉納し、天照大神と素戔嗚尊を祀ったのが始まりとされる。
鎌倉時代には、武蔵七党の一つ、児玉党の尊信が厚く、近郷20ヶ村の総鎮守として祀られていた。江戸時代には徳川幕府から御朱印三十石を賜り、別当の一乗院とともに栄えた。
境内には国指定重要文化財の多宝塔や、平安時代後期、源義家が奥州出兵のために戦勝祈願をしたときのものと言う伝説の遺跡、駒つなぎ石、旗掛杉、義家橋などがある。
多宝塔は1534年建立。