種類:河童 遠野の河童は顔が赤いといわれその伝説は数多く残っている。「小烏瀬川の姥子淵の辺に、新屋の家といふ家あり、ある日淵へ馬を冷やしに行き、馬曳きの子は外遊びに行きし間に、河童出でてその馬を引き込まんとし、かへりて馬に引きずられて厩の前に来たり・・・」 遠野物語五十八話 この阿部屋敷の水ごろの流れ淵には河童駒引きの伝説を伝える河童神様を祀っている。洞の中には乳首のぬいぐるみが奉納されており、乳の信仰に転化しているのが興味深い民俗がある。