主祭神:大吉備津彦命 (おおきびつひこのみこと)
創建:不明
主な神事:秋季例大祭 毎年10月第3土曜・日曜
吉備津彦神社は中山の麓に鎮座する。中山は古代神聖な山として崇められていた。吉備津彦命が山陽道の征圧にあたり、勝利の祈願をこの山にした。見事平定を果たした命は都への戻る途中、吉備国に残る事を決め、この地を統治した。住民から敬愛された命は中山の麓に居を構えた。それが現在の吉備津彦神社の起源である。
備中にある吉備津神社とは元々は同じ神社であったが、吉備国が備前、備中、備後、美作の国に別けられた時に分離した。
本殿
現在の本殿は1668年に岡山藩主池田光政によって造営が着手され、その子綱政によって1697年に完成する。流麗な三間社造りで吉備国の神社建築の伝統「流れ造り」の社殿である。本殿、渡殿、祭文殿、拝殿、大社殿が一直線に並ぶ、熱田神宮の社殿配置である。尚、手水舎も池田綱政の指示で河内屋治兵衛が奉納したものである。
神池
参道を囲むように両脇に神池がある。南側の池の島は亀島。北側の池には鶴島があり、それぞれ神社がある。
随神門
1697年、池田綱政の造営。
オフィシャルホームページ http://www.kibitsuhiko.or.jp/
(参照:オフィシャル情報)