種類:家族旅行 伝統工芸 雛人形
つるし飾りの伝統は江戸時代より続く。母から娘へとそれぞれの人形作りは受け継がれている。娘の無事の成長を願う様々な思いを伝える人形がある。絹の会では、それらの縁起物の人形作りが体験できる。
つるし飾りの文化は江戸時代より様々な場所で見られているが、稲取はその古い歴史を持つ町の一つ。古いものの価値が見失われ破棄されて行った江戸時代から明治時代の移行の混乱の中、稲取ではつるし飾り造りの伝統は失われずに受け継がれていた。現在もその伝統技術は、変わる事なく娘の無事の成長を願う母親の気持ちと共に生き続けている。
1950年に稲取で各家庭個別に受け継がれていた人形作りを一つにまとめて保存会を作った事が会の始まりである。現在、稲取では1月20頃から3月末まではつるし飾り雛の展示会がひらかれ、大小さまざまなつるし飾り雛を楽しむことが出来る。
人形
猿:悪行がサル。
三角:お香袋、薬袋としても扱われ、医者要らずを表す。
桃:悪除け、魔除け。
鶴:千年の長寿。
亀:万年の長寿。
草履:健脚を願う。
米だわに乗ったねずみ:大黒天、ねずみは富のシンボル、米俵は財産のシンボル。
四つんばいの赤ちゃん:赤ちゃんがすぐにある事を願う。
オフィシャルホームページhttp://kinunokai.com/