種類:多宝塔 世界遺産
大塔は、弘法大師と信然大徳の二代70年余887年ごろで完成したと伝えられる。真言密教の根本道場のシンボルとして建立された多宝塔で、この形式では日本で最初の物といわれる。本尊には本尊は胎蔵大日如来、周りには金剛界の四仏が取り囲み、16本の柱には堂本印象画伯の筆による十六大菩薩、四隅の壁には密教を伝えた八祖像が描かれ、堂内そのものが立体の曼荼羅として構成されている。
北側には二体の仏像・多聞天と持国天が安置されている。どちらも江戸時代に作られたものでかつては中門に安置されていた。
現在の塔は高さ約48.5m、幅約23.5m四面の多宝塔で、1937年に再建されている。