胎内くぐり
この石門は、火山の噴出物である角礫凝灰岩で、自然の風化でこのような形になりました。江戸時代の紀行家である菅江真澄が記載した「岩手の山」にも「胎内潜」と記載されている個とから、古くからの名称である。岩上で円仁大師が座禅した言う言い伝えもあり、岩の部分は座禅岩とも呼ばれている。ここを潜ることで現世を離れ常世に入れることを意味しているのかもしれない。
戸木の峰
胎内くぐりの石門を潜り抜けると、最初に立ちはだかるがこの大岩である。別名を戸木の峰とも呼ばれている。この上に立つと北上盆地全体を一望することができ、まさに国見山の名前のとおりであることがわかります。大岩座として信仰の中心となっていたものと考えられる。