増田町は、14世紀中ごろに築かれたます太政の城下町として始まる。城は破棄されるが、手倉街道と小安街道が交わる交通の要衝として商人の町として栄え、有名な増田の朝市などが始まる。現在も多くの絢爛豪華な商家が建ち並ぶ。また、益田特有の内蔵が特徴である。
主屋背後に「内蔵」と呼ばれる鞘付土蔵が接続されている。この内蔵は「鞘」と呼ばれる主屋と一体となった上屋に覆われており、外からは見えない構造となっている。主屋は、入り口から店(見世)部分、居間、水屋などが続き、高い吹き抜けの蔵前となり巨大な生活空間を構成し、通り土間の一番奥に内蔵が配置されており、内蔵も建物の中に覆われている。他の蔵と違い、蔵の一階は生活空間になっており、漆や飾りなどの装飾、工芸品のような豪華な鞘飾りなど建築・左官技術の域を超えて芸術的なもの多く、国の重要文化財に指定されている建物も多い。
通りには19棟の内蔵付の家屋が建ち並んでおり、一般に公開されている。
観光物産センター蔵の駅や増田の町並み案内所にて地図や情報が手に入るほか、案内所には駐車場もある。
国登録有形文化財
佐藤養助商店漆蔵資料館
旧勇駒酒造
佐藤又六家
佐藤三十郎家
高橋茶舗
升川商店
興文館東海林書店
山中吉助商店
石直商店
日の丸醸造株式会社
また、町並みも400年前の構造を残しており、運河などはその時代のものが残されており、現在も使われている。