遺構:現存天守
城郭の種類:平山城
天守構造:複合式望楼型 4重5階地下1階
築城年:1611年
築城主:堀尾忠氏
松江城は現存十二天守の一つ。戦国大名の堀尾吉晴の息子・忠氏が関ヶ原の戦いの武功によって松江24万石を与えられた時に、城下町にふさわしい城をと考え末次城のあった亀田山に築城を開始する。1607年に開始され、1611年に落成するが、父吉晴は城の完成目前で亡くなっている。
堀尾氏は3代で改易となり、1638年に松平氏が入封し明治維新まで続いた。
天守閣は4重5階地下一階の複合式望楼型で、築城年代は新しいが様式としては古い様式を取り入れている。石垣の土台を含めた高さは30メートルある。天守内地下には井戸が現存している。これは城郭建築では大変珍しい。城郭では二の丸に櫓3棟を復元しており、現存する石垣と合わせて見事な景観を再現している。