種類:世界遺産 熊野古道
熊野那智大社は、和歌山県那智にある神社。熊野三山の一つで、全国の熊野神社の総本社である。境内別宮に那智大滝がある。神武天皇が東征の際熊野の地を訪れ、那智大滝を発見し神として祀り、八咫烏の導きによって大和への進入を果たしたとされる。那智山が一望出来る境内では見事な朱色の鳥居と社殿があり、奥には青岸渡寺から那智大滝へと続く。UNESCO世界遺産に登録されている、日本を代表する景観の一つである。
那智山青岸渡寺は、和歌山県那智にある天台宗の寺院。熊野那智の神域として人気が高く、ユネスコ世界遺産に登録されている。那智大滝が最も良く見える境内で、特に三重塔と合わせた滝の景観は世界的に有名である。創建は仁徳天皇の御代、裸形上人が那智大滝において修行を積みその暁に滝壺で八寸の観音菩薩を感得し、この地に安置したのが始まりである。現在の本堂は豊臣秀吉によって1590年に再建された建築物で、南紀で一番古い現存する建築物である。
那智大滝は和歌山県にある落差133mの滝で、日本三大瀑布(日本三名瀑)の一つ。日本の滝100選にも選ばれている。幅は13mあり直瀑では日本最大の滝。神聖な滝として古来より多くの人々に崇拝されてきている。ユネスコの世界遺産にも登録されている。
熊野古道大門坂は、和歌山県那智にある参道の一つ。ユネスコの世界遺産に登録されている古道で、那智大社および那智山へと続く参道である。長さ500m、高低さ100mの参道の石畳や杉並木は古くより変わらず当時の面影を良く残す。