長野県製薬は創業1948年、信州木曽御嶽山麓に27軒あった百草製造所により、生産協同組合として昭和初期に設立されたのが始まりですが、百草そのものは江戸時代後期に、御嶽山を開山した修験者から麓の村人に製法が伝授された「御神薬」といわれている。
御嶽山は霊山として覚明行者、普寛行者によって開山されましたが、修験道の行者は呪術の他、採薬術、合薬術等の知識を身につけていたと言われています。
寿光行者(普寛行者の高弟)が、王滝口登山道を開くのに五年の歳月を費やしたが、その際に協力してくれた王滝村の村人に対し「何も御礼するものがない。せめて “霊薬百草” の製造が今後役にたてば幸いである。」と、王滝の村人に百草の製造を指導したのが現在の百草の始まりとされています。その後、御嶽信仰と融合した百草は家伝薬としてしだいに、王滝村から御嶽山の登山道沿いの三岳村(現.木曽町)、木曽福島町(現.木曽町)に広まりました。こうして生まれた和漢薬百草は、わが国の風土に根ざした、日本固有のものです。
その後、明治十年(1877年)王滝村、三岳村(現.木曽町)、木曽福島町(現.木曽町)の製造販売業者27人が木曽百草販売組合を設立、弊社となりました。
統制令などによりその後、長野県売薬製造統制株式会社、長野県製薬株式会社と名前を変え現在に至ります。
百草丸の成分・分量(60粒中)
オウバクエキス…1,600mg
(原生薬換算量…2,240mg)
日局コウボク末…700mg
日局ゲンノショウコ末…500mg
日局ビャクジュツ末…500mg
日局センブリ末…35mg
食べ過ぎ、飲み過ぎ、さらに現代社会の複雑化する生活環境による様々なストレスや精神疲労、不安などによって、胃腸の不調、不快感、機能の衰えなどが起こりがちです。
胃腸に不調を感じたとき、胃腸の働きの正常化をはかり、保護することが大切です。
御岳百草丸は5種類の生薬からつくられた胃腸薬で、胃腸に作用し、その機能を高め、胃弱、消化不良、食欲不振、胸やけ、二日酔いのむかつきなどを改善します。
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