種類:前方後円墳 三重濠
規模:墳丘全長480m、前方部幅305m、後円部直径245m、周濠を含めた東西656m、南北793m、周囲2718m
築造: 5世紀前半から中期
被葬者:(伝)仁徳天皇
仁徳天皇陵は世界最大の墓陵である。大仙陵古墳の名でも知られ、正式名称は百舌鳥耳原中陵と言う。日本書紀によると、仁徳天皇67年に、この地を訪れた仁徳天皇はこの地を気に入り陵地と定め、工事を開始する。すると、鹿が野の中から走り出して、工事に従事している人々の間を走り入り倒れた。鹿を調べてみると、耳から百舌鳥が飛び去り、鹿の耳が食裂かれていた。そこで、この地を百舌鳥耳原と名付けられたと記されている。
工事には、毎日1000人が働いて、4年の歳月がかかると計算される。墳丘は3段に作られ、3重の濠で囲まれている。
前方部の先に、拝所があり、そこから唯一内部を見る事が出来る。周囲に公共の高い建物は無く、堺市役所の展望ロビーから唯一古墳を見下ろす事が出来る。