宗派:曹洞宗
開基:長尾能景
創建:1497年
正式名称:春日山 林泉寺
林泉寺は、上杉謙信縁の地として最も重要な寺である。
上杉謙信の居城春日山城の麓にあり、彼の祖父長尾能景によって開基された曹洞宗の寺院である。その子・為景によって長尾家の菩提寺となる。為景が1536年に没すると、末子・虎千代が7歳で林泉寺に預けられた。虎千代は後の上杉謙信である。虎千代は14歳で元服し景虎と名乗るまでの7年間六世住職から学問を学ぶ。景虎はその後、上杉氏を継承し、上杉政虎。その後、輝虎と名を変える。
戦国一の大名と成長する輝虎であるが、その後、さまざまな難事に苦悩する輝虎は、再び林泉寺に戻り参禅する。剃髪し、師の宗謙から、一字賜って、不識庵謙信と号した。上杉謙信、40歳の時である。
総門
春日山城に在った門。上杉謙信によって移築された。16世紀から残る唯一の現存建築物。
山門
1925年に再建。門の表の札「春日山」と裏の札「第一義」は謙信の直筆を写した物である。現物は宝物殿に展示されている。
総門
長尾家と上杉謙信の墓標
上杉謙信、長尾能景、長尾為影ほか、梶原家、松平家の墓もある。
宝物殿には、謙信の直筆の手紙や現存する唯一の謙信の肖像画が展示されている。
オフィシャルホームページhttp://www.valley.ne.jp/~rinsenji/index.html
(参照:オフィシャル情報)