山居倉庫は、1893年酒田米穀取引所の付属倉庫として旧庄内藩酒井家により当時の鵜渡川原村に建設され、同年11月1日開業した。その後高橋兼吉が設計した土蔵造りの建物で、1897年までに14棟が建設された。現在残るのは12棟。うち1棟が庄内米歴史資料館、2棟が酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽(くら)として一般開放されている。
耐震構造も強く、欅は陽射しを遮ると同時に冬の強い季節風から建物を守り、温度・湿度を一定に保っている役割をはたす。倉庫もまた同様に倉庫内の温度・湿度を一定に保つ技術が用いられている。
裏の黒塗りの壁と欅並木が人気のスポットで、多くの映画やテレビに使われている。おしんのロケ地ともなっている。