天守:非現存
城郭の種類:平城
天守構造:3重3階 御三階櫓複合式塔型
築城年代:鎌倉時代
築城者:新発田氏
新発田城は新潟県内で唯一の江戸時代の建築を残す城郭である。平城の表門、二の丸隅櫓は現存する建築で1679年に再建されたものを模して再建された。堀や石垣も現存しており、国の重要文化財に指定されている。他に、三階櫓と辰巳櫓が再建されている。
築城年代は不明だが、鎌倉時代初期にこの地を与えられた、新発田氏による築城と考えられる。
新発田重家は1581年に上杉謙信に対して反乱起こし、1587年に景勝によって鎮圧され、城は落城し、新発田氏は滅んだ。
1597年に、溝口秀勝が新発田を与えられ、藩の政庁として新発田城を改修し現在の城郭の建設を開始した。完成は1654年、三代目宣直の時代である。
天守は建設されず、三階櫓がその役割を果たしていた。二の丸隅櫓は、移築されて現在の位置に至。再建された辰美櫓のみ観覧出来る。