七福神巡りは古くから愛させる日本の観光ツアー。日本全国各所に必ずと言っていいほど存在し、様々な七福神の像を見ながら幸運を得るためにお参りします。御朱印もほとんどの場合特別な色紙などがあり、場所によっては宝船に乗った人形や特別な色紙に、巻物など様々な縁起物を集めて回るものもあります。基本的に御開帳は一月。年の初めに、縁起の良い物を集めて廻りましょう!
新宿山ノ手七福神では、ご朱印や色紙以外にも可愛い人形と宝船を集められる事で人気がある。
七福神
恵比寿尊:稲荷鬼王神社
日本の古来の漁業の神。七福神で唯一日本の神で、狩衣姿、右手に釣竿、左脇に釣上げた鯛を抱えている。
稲荷鬼王神社は、日本で唯一鬼王の名がある稲荷神社。創建は1653年、1831年に合祀現在形となる。
毘沙門天: 鎮護山善国寺
仏教における神、ヴァイシュラヴァナで戦いの神。四天王の一人で、多聞天としても知られる。右手に宝塔、左手に鉾、黄色い甲冑に憤怒の表情で邪気を踏みつけている。 鎮護山善国寺は、1595年に開山した日蓮宗の寺院。神楽坂の毘沙門様で親しまれている。
大黒天:大乗山経王寺
大黒天は、インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身、マハーカーラと大国主命が合体して出来た福の神。右手に打出の小槌、左手に福袋、2つの米俵に乗っている。 大乗山経王寺は、1598年開基の日蓮宗の寺院。境内には様々な像がある他に、大国様の打出の小槌がある。
弁財天:厳島神社
七福神の紅一点。ヒンドゥー教の女神サラスヴァティ。琵琶を持っている為に、音楽の神様と思われがちだが、泉の神様である。弁天堂は必ず水の側に祭られている。
正月のみ社務所が開いており、それ以外は西向天神社にて。
福禄寿:大久保山永福寺
中国の老子。道教における3つの縁起のいい言葉を合わせて出来ている。幸福(家族の幸運)、封禄(財産)、長寿(健康で長生き)からなる。大きな頭に、長いひげ、杖を持ち、長寿の象徴鶴を従えている。
寿老人: 春時山法善寺
道教の祖で老子が仙人化した姿。帽子に、杖、鹿を従えている。春時山法善寺は、1687年に創建された日蓮宗の寺院。寺務所の中で福禄寿を見る事ができる。春時山法善寺は、1648年に創建した曹洞宗の寺院。
布袋尊: 霞関山太宗寺
10世紀に実在した中国の禅僧。本名はカイシ。恰幅の良いお腹と、ナイスな笑顔がシンボル。持ち物は芭蕉扇と袋。いつも袋を担いでいたので、布袋とのあだ名が付いた。霞関山太宗寺は、1668年創建の浄土宗の寺院。巨大な閻魔像などもある文化財の多い寺院。
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