創建:景行天皇代
なまはげ柴灯祭:二月第二金土日
由緒
社伝による景行天皇の御代、武内宿禰が北陸地方諸国視察のため男鹿半島へ下向の折、真山・本山に登り、使命達成と国土安泰・武運長久を祈願して、瓊瓊杵尊と武甕槌命を祭ったのがはじまりとされる。神仏習合の時代、修験道霊場として栄えた。
柴灯祭(せどまつり)
本社の特異神事であるこの祭りは、正月三日夕刻境内に柴灯を焚きこの火によってあぶられた大餅を、小山に鎮座する神に献じその年の村内安全・五穀豊穣・大漁満足・悪疫除去を祈る祭儀である。
なまはげはこの神の使者「神鬼」の化身といわれ、長治年中より行われる。また毎年2月の第二金・土・日には「なまはげ柴灯祭り」として神社を会場に開催される。この時神鬼に献じられる餅は護摩餅と称され、災難除去の御護符として氏子参詣者に領賜される。極寒の宵に斎行される神秘な神事で、冬の東北五大雪祭りの一つとして広く知られる。