神部神社:大己貴命 (大国主命の別名)
浅間神社:木之花咲耶姫命
大歳御祖神社:大歳御祖命
創建
神部神社:約2100年前
浅間神社:901年
大歳御祖神社:約1700年前
例祭:廿日会祭初日祭 (はつかえさい) 4月1日?6日
静岡浅間神社は、静岡の最も由緒ある神社の一つである。神部神社・浅間神社(二社同殿)及び大歳御祖神社の三社を総称して、静岡浅間神社(通称おせんげんさま)と呼ばれている。特に、大己貴命を祀る神部神社の創建は第十代崇神天皇の御代と伝えられ、駿河開拓の祖神として鎮座された。平安時代には駿河国総社となっている。駿河国最古の神社である。また浅間神社は、901年に醍醐天皇の勅願により富士山本宮より分祀され、富士新宮として国司の崇敬を受けて来た神社である。この二つの神社が二社同殿として大拝殿の上に鎮座している。
大歳御祖神社は応神天皇4年(273年)からこの地方の物流・商業の中心地であった安倍の市の守護神として創祀された静岡市の地主神である。
三社ともに、朝廷や武将の崇敬篤く、駿河国総社・静岡の総氏神として現在も広く信仰されている。他に麓山神社・八千戈神社・少彦名神社・玉鉾神社が鎮座し、全て巡る7社巡りが代表的なお参りの仕方である。
本殿(重要文化財)
浅間神社(左)、神部神社(右)が祀られている。1813年建立。
大拝殿
神部・浅間神社両神社の拝殿。1814年に建立した楼閣造りの社殿。高さ25mを誇る見事な建物で、絢爛豪華な彫刻などが施された浅間造の傑作の一つである。
楼門
1815年に建立。力士の彫刻が珍しい。
大歳御神社
本殿は重要文化財に指定されている。
麓山神社(重要文化財)
社殿は1835年に建立。漆塗りの極彩色が施された見事な社殿である。
少彦名神社(重要文化財)
入母屋造銅瓦葺で、極彩色を施し、蟇股には立川流干支彫刻がつけられている。
八千戈神社(重要文化財)
本殿に次ぐ造営であり、見事な彫刻が施されている。武道やスポーツの守護神である。
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