表具師は、日本の職人の1つ。障子や掛け軸、襖などの制作を行う。技術は8世紀から12世紀の間に仏教と共に伝来した。特に、仏教の経典を書いた巻物の管理や制作を行う重要な技術であった。
その後、日本の文化の独自の発展と共に、その技法や用途も日本の文化に合わせて発展していく。特に、鎌倉時代から室町時代の日本の家屋には床の間が備えら、必ず掛け軸と生け花が飾られていた。
その為、掛け軸や障子は武家には身近な物であった。
掛け軸造りの工程
ビデオでは、蒼雲先生直々の書が使われている。
1.裏打ち:使用する書、絹に和紙を裏面に張る。
2.形に合わせて絹を斬り合わせる。その後、下地となる和紙に貼り合わせていく。再びもう一度、和紙の裏打ちを行う。
3.上下の棒と紐を付けて完成。
放下着(ほうげちゃく)
禅の言葉。全てを捨てて原点に返る。重荷を捨てる。
獨醒(どくせい)
造語。悟りを開く。
丸岡先生の書道教室はこちら