主祭神:八坂刀売命(やさかとめのみこと)
創建:神代
主な神事:諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭) お舟祭(下社例大祭)8月1日
諏訪大社は全国2万5000社ある諏訪神社の総本社。通称、「諏訪さま」、「諏訪大明神」等とも呼ばれる。諏訪湖の南側に上社本宮・前宮の二宮、北側に下社春宮・秋宮の二宮から成る。また各社殿の四隅には御柱(おんばしら)が経っている。拝殿のみで本殿が無く、ご神体をそのまま本殿とするなど、他の神社と比べると独特な形式を取っている。太古の昔より、軍神として崇拝され、「関より東の軍神、鹿島、香取、諏訪の宮」と謡われており、坂上田村麻呂も蝦夷征伐の際、戦勝を祈願したとされる。また、狩猟、漁業の守護祈願でも知られる。
樹齢800年の見事な御神木と、日本一の青銅製狛犬(1.7m)を従えた神楽殿は見事である。神楽殿は三方切妻造りで1835年に立川和四郎二代目富昌の作である。社殿は春宮と同じ造りで、二重楼門造りの拝殿が左右に片拝殿を供えた造りになっている。社殿およびその彫刻は1781年に立川和四郎初代富棟の作である。毎年8月~翌1月に神体が祭られている。従って、初詣は秋宮で行われる。
手水舎
温泉を使われている日本でも珍しい手水舎である。
御柱祭
正式名称は、式年造営御柱大祭。諏訪大社の祭儀で最も有名な大祭。6年に1度社殿の建替と四隅の御柱新しくする神事である。起源は古く古代まで遡る。4月の山出し、5月下社宝殿遷座祭、5月里曳き・建御柱、6月15日上社宝殿遷座祭と続いて行われる。次回は2016年。
御柱の用材は樅の木が使われ、三年前から御用材の選定等準備が始まり、上社関係は約二十五キロ隔たる八ケ岳の中腹から、下社関係は八島高原の近くから 約十キロの里程を曳き出しされる。
柱は、周囲3メートル、長さ16メートル、重さは12、3トンの巨木である。独特の木遣り歌と共に千人から二、三千人の人々により曳行される。特に、急坂を巨木が滑り落ちる姿は圧倒的な迫力を誇る。川の引き渡りも荒く勇壮な神事として有名な祭りである。
お舟祭(下社例大祭)
8月1日に開かれる。2月1日に春宮に遷された御霊代を神幸行列を以て再び秋宮へ遷座する遷座祭に引き続いて下社例大祭が秋宮で執行される。この遷座行列に次いで、青柴で作られた大きな舟に人形を載せた柴舟が氏子によって春宮から秋宮へ曳行される。
オフィシャルホームページ http://suwataisha.or.jp/
(参照:オフィシャル情報)