主祭神:武田信玄
創建:1915年
主な神事:信玄公祭り 4月12日
武田神社は、甲斐武田氏の最後の三代(信虎、晴信、勝頼)躑躅ヶ崎館の跡に建立された。躑躅ヶ崎館は武田信玄の父信虎が甲府の政庁また自身の居城として1519年に築城された。その後、信長の武田攻めにより武田氏は滅亡、躑躅ヶ崎館も廃城となる。
現在は、石垣や堀、縄張りが良く保存されている。国の史跡に指定されている。
武田信玄
武田信玄は戦国大名の一人で、最も人気のある戦国武将の一人でもある。1521年に甲斐武田氏の嫡男として生まれ、京都の上洛の途中夢半ば1573年に亡くなる。21歳の時、甲斐の繁栄の為、実父を駿府に追放し実験を掌握すると、天賦の才を発揮し、信濃、西上野、奥飛騨と次々と征服した。戦国時代最強の軍神の一人である。好敵手である上杉謙信とは川中島で5度に渡り戦いを繰り広げた。
信玄とは彼の出家後の名前であり、正式には武田晴信である。軍神としての勇名の他、歌も愛し、数々の名歌を残している。
最も有名な詩は、
"人は城 人は石垣 人は堀 なさけは味方 あだは敵なり"
「どの様に強固な城を築こうとも、民の信頼無くして、統治する事は出来ない。慈愛を持って民と接すれば、彼らは国に残り繁栄する。もし、民を苦しめれば、彼らはすぐに国を捨てやがては衰退する。」
風林火山
武田信玄の旗に書かれた風林火山は、孫子の兵法書の以下の文からの引用である。
「故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、難知如陰、不動如山、動如雷霆」
信玄の旗は「疾如風徐如林侵掠如火不動如山」である。
神社境内は躑躅ヶ崎館城址として日本の百名城の一つに選ばれている。
オフィシャルホームページ http://www.takedajinja.or.jp/
(参照:オフィシャル情報)