種類:歴史観光 忠臣蔵
忠臣蔵は、日本で最も人気のある物語で、時代劇の代表とも言える作品である。物語は、「元禄赤穂事件」を元に創作されており、江戸時代には名前を変えて歌舞伎や人形劇などで公演されていた。現在も、討入りの在った12月にはドラマや映画などが多く放映される人気の高い物語である。
元禄赤穂事件は、江戸時代中期に起きた、赤穂浪士による討入りと吉良上野介の殺害事件。忠臣蔵とは、歌舞伎座と人形浄瑠璃の「仮名手本忠臣蔵」の名前であり、事件の正式名称ではない。
1701年3月14日、播磨赤穂藩主浅野内匠頭長矩が高家旗本・吉良上野介義央に対して江戸城松の廊下で刃傷沙汰に及ぶ。浅野は殿中抜刀の罪で即日切腹となり、赤穂藩は改易となる。しかし、喧嘩両成敗で在るはずが、吉良には抜刀し応戦した形跡が無い為、無罪放免とされた。浅野の遺臣である大石内蔵助良雄と46人の浪人は、周到な準備のもと翌1702年12月14日の深夜に吉良邸に討入りし、主君の代わりに吉良を殺害する。その後、吉良の首を浅野の墓前に捧げた。大石らは、その後捕らえられ、切腹が認められる。この一連の事件を指している。
赤穂浪士は、切腹が許された事で義士として認められた。この事が、亡き主君の無念を晴らす忠臣の物語となり、江戸時代特に人気を集める事となる。
登場人物
大石内蔵助良雄:浅野内匠頭の筆頭家老
浅野内匠頭長矩:播磨赤穂藩主
吉良上野介義央:高家旗本
大石主税:内蔵助の息子
松の廊下
江戸城本丸にあった廊下。現在の皇居東御苑内にある。
吉良邸跡
両国ある、吉良上野介屋敷跡。当時の86分の位1の規模だが、上野介の首をあらった井戸などが現存する。
泉岳寺
浅野内匠頭と赤穂四十七浪士の墓がある。また忠臣蔵記念資料館もある。
細川邸跡(大石良雄外十六烈士の跡)
大石内蔵助と他16名が切腹した地である。白金高輪駅から泉岳寺に向かう途中にある。中には入れないが中が見れる。
大石主税良金ら十士切腹の地
大石主税他、9人の浪士が切腹した地。現在のイタリア大使館。