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現存家屋一覧
今井家住宅
江戸時代に建てられた家屋で、美濃市の重要文化財に指定されている。美濃市に現存する伝統家屋で最も古い。鬼瓦は小さく、破風瓦の下に懸魚が見られない。美濃にあるうだつで最も古い方のうだつである。今井家は江戸時代から明治にかけて美濃和紙で財産を築いた豪商で、財を尽くした贅沢で絢爛豪華な家屋を建設した。見所は中庭にある水琴窟で、竹筒を使わなくても聞こえるほど音が透き通っており、日本の音100選に選ばれている。奥にある4つの蔵は工芸品の展示室として利用されている。
小坂家住宅
国の重要文化財に指定されている伝統家屋。江戸時代から今も営業を続ける造り酒屋で、現在も営業している。天井がアーチ型になっている珍しい伝統家屋で江戸時代最高峰の技術とされる。長屋の道沿いが店舗で置くが酒造所と成っており、見学が可能。明治時代に改修された物の、江戸時代の建築を大変良い状態で保存されている。
松久達三家住宅(片卯建の家)
松久家住宅は隣家の卯建壁に密着してたてられており、右の卯建は無い。しかし卯建のある家に住むのは商人の憧れであった。この家屋は、左側にのみ卯建をあげた変則的な家であるが、商人たちの卯建への願望を示す唯一の例である。鬼瓦には屋号がある。破風の形、懸魚飾りも古い江戸時代形式であるが、右隣と比較すると装飾が増えている。
旧武藤家住宅
旧武藤家は上有知町作りに際し、金森長近が関の刀匠を招いて移住させたと伝えられる。建築年代は江戸末期、装飾の多い卯建や塗籠の壁は明治の特徴である。
鈴木公平家住宅
母屋は四代目鈴木市郎右衛門重周が1676年に改修した総塗籠造の防火建築である。
平田家住宅
江戸時代の大火の後、規制の無くなった明治にたてられた建築である。二階を座敷とし設計された数少ない卯建の家である。卯建は、鳥衾、鬼瓦、破風瓦、懸魚の四部からなる。鬼瓦は大きく、懸魚も立派で江戸時代より一段と見事に飾られている。正面の格子窓も格式がある。
(参照:オフィシャル案内現地観光情報等)