安積門
大垣城本丸表口に建てられていた鉄門で、安積家に払い下げられたもんである。その後寄付されて移築された。高麗門と称されている小ぶりなもんで、特徴は正面の木部鉄板で覆い、軒下を白漆喰で乗り固めている。火矢による対策と見られる。
中山道鵜沼宿町屋館
江戸時代後期に建築された旅籠で、現在は町屋館として利用されている。庭には前庭と中庭に主屋、附属屋、離れで構成されており、登録有形文化財に指定されている。建物内には鵜沼宿の史料などが展示されている。
中山道鵜沼宿脇本陣
鵜沼宿の脇本陣は、坂井家が代々これを勤め、安政年間に至って坂井家に代わり野口家が勤めた。坂井家の由緒は古く1685年頃に松尾芭蕉が当家に休泊し句を詠んだと伝えられる。史料によれば、江戸時代中後期の「鵜沼宿万代記」に沸き本陣坂井半之右衛門と記され、「中山道分間延絵図」には街道に南面する切妻屋根の主屋と表門が描かれている。また、「宿村大概帳」1843年には、脇本陣坂井家、門構玄関付建坪75坪と記され、その間取りが「鵜沼宿家並絵図」1864年に詳細が描かれている。
それを元に幕末期の脇本陣坂井家を復元している。