早く出雲の八重垣様に縁の結びが願いたい
という歌は出雲において最も古い民謡で御祭神も八岐大蛇を退治し、高天原第一の英雄スサノオノミコトと国の乙女の花とうたわれた稲田姫の御夫婦が祀られている。
スサノオノミコトが八岐大蛇を退治した際、斐の川上から七里離れた佐久佐女の森が安全な場所であるとしてえらび大杉を中心に八重垣を造って姫を隠し、大蛇を退治して、
「八雲立つ、出雲八重垣妻込めに八重垣造るその八重垣を」と言う喜びの歌をうたい両親の許しを得て
「いざさらばいざさらば連れて帰らむ佐草の郷に」と言う出雲神楽にもあるとおりこの佐草の地に宮造りして御夫婦の宮居とされ縁結びの道をひらき椋奪結婚から正式結婚の範を示し出雲の縁結びの大神として又家庭和合、子孫繁栄、安産、災難除、和歌の祖神として古来朝廷国司、藩主の崇敬が厚く御神徳高い神国出雲の古社であり、名社でもある。
鏡の池(縁結び占いの池)
この池は、稲田姫命が八岐大蛇の難を避ける為、森の大杉を中心に八重垣を造って避難中、日々の飲料水として、又姿を写し美容調整された池で、神秘的な池で鏡または姿見の池と言う。
こんこんと湧き出る清水は昔ながらの面影をしのばせ、稲田姫命の御霊魂が即深く滲透しているところから縁結びの占い池として信仰されている。
占い用紙に百円か十円硬貨をのせて浮かべてお祈りし、用紙が早く沈む(15分以内)と良縁が早く、遅く沈むと(30分以上)縁が遅いと言われ、近くで沈むと身近な人と、遠くで沈むと遠方の人と結ばれると言われている。