景ヶ島屏風岩は裾野市にある景勝地。富士山の裾野の緑を流れる佐野川が富士山の玄武岩溶岩流を600mにわたり侵食してできたのが景ヶ島渓谷である。その末端の谷壁に見事な柱状節理が高さ10数メートル、幅50メートル、滝つぼから10メートルの範囲で露出している。これは溶岩の中心部が冷却に伴って収縮し、垂直に割れ目がはいったもので、六角形の柱が、何百本と谷壁を作っており、浸食により谷壁状に露出し、直接観察できる学問的にも価値が高い。