屏風ヶ浦は、名洗町から旭市上永井の刑部岬までの海岸線に連なる断崖絶壁。「現在」は地球の歴史を現す時代区分でいうと「第四紀」と呼ばれている。屏風ヶ浦ではこの「第四紀」と1つ前の時代「新第三紀」の境目(約260万年前)が観察できます。といってもはっきりとした見た目の違いがあるわけではない。
白くくぼんだ地層は火山灰層で、屏風ヶ浦では多くの火山灰層が観察できます。火山灰層から、屏風ヶ浦の地層ができた年代がわかります。また、最上部に見えるひび割れた地層は関東ローム層で箱根や富士山などから飛来した火山灰やちりが陸上でたまってできた。
地層を観察すると地層が断層でずれている場所があります。この遊歩道で観察できる断層は、地層で重みでずり落ちて、亀裂がいったいものだと考えてられている。また、遊歩道からは大きな穴をいくつか見ることができる。崖下の穴は波で削られたものですが、崖の中ほどにある穴は人工的に掘られたものである。