知里付神社は、垂仁天皇26年菊月、少彦名命を祀って創建され、955年北野天満宮を相殿として合祀されたと伝えられる。社宝「あけずの箱」は浦島太郎が竜宮から帰郷する時に乙姫から贈られた物で、滅多なことでは、開けられず中身は不明と言う。 古老によると、明治時代干ばつの年、宮司がこの箱を浦之島の沖に船で運び出し、祈祷を捧げた箱の蓋をはらうと遥か彼方に雨雲が浮かび大雨が降ったと言う伝説がある。