種類:富士山-信仰の対象と芸術の源泉 洞窟 胎内樹型 胎内神社
船津胎内樹型は、溶岩が樹木を取り込んだ時に形成された洞穴で全長70mほどで、複数の樹木がつながった複合型の樹型である。母の胎内と呼ばれる洞窟への通路は特に狭い。
1673年、村上光清が現在の船津胎内樹型の中でも最も大規模な溶岩樹型を発見、その内部に改めて浅間大神を勧請し、入口付近に無戸室浅間神社の社殿を建立した。洞穴内には、富士山の祭神である木花開耶姫が祀られている。
また、船津胎内樹型を含む溶岩樹型は、生命の起源となる母胎の臓器にも似ていることから、やがて安産祈願の対象ともなっている。