種類:江戸時代の街並み 伝統家屋 伝統建築
今井町は、16世紀中期に本願寺の今井兵部によって建立された称念寺を中心に作られた寺内町である。一向宗の布教を進めるために作られた町である。織田信長によって本願寺が降伏した際に、今井町も武装を解除し、その後は商業都市として発展した。「海の堺、陸の今井」と呼ばれるほどであった。17世紀には今井には代官が置かれ天領として統治された。千軒の家がある巨大な町で経済力も大きく、自治権などが認められるほどの経済力を誇った。
現在も500棟もの伝統建築を有する巨大な昔の町並みを持つ町である。9棟の家屋が国の重要文化財に指定されている。町の構図や道の構成は16世紀に作られた時と変わらず残っている。