除魔神事は、源頼朝によって行われた武家の事始「御的始」「御弓始」に由来する。古来より、弓矢には魔を退ける力があるとされ、27m離れた場所に鬼の字が書かれた的を7人の射手が弓矢を放つ。射手は小笠原弓馬術礼法・鎌倉古式弓道保存会から選ばれご奉仕の神事として執り行われる。
始めに舞殿で祭儀が行われた後、古来の作法に法った形で弓矢が放たれる。
蟇目の儀と呼ばれる、鏑矢を始めに放つ。鏑矢の音は魔性を退散させると伝えられる。
その後、6人の射手が二人ずつ2本の矢を放つ。6人は兄弟として見立てられ、最初の射手を長男、最後の射手を次男とされる。