種類: 東海道 宿場町 伝統家屋 江戸時代 古い町並み
大宇陀・松山地区は、昔の面影を良く残す古い町並みの一つ。奈良県宇陀市にあり、重要伝統的建造物群保存地区に登録されている。
その歴史は古く、日本書紀にも登場する時代から京都、奈良、伊勢、熊野を結ぶ交通の要衝として栄えた。その為、伊勢・熊野詣だけでなく、伊勢や熊野から魚や塩、また宇陀松山からは宇陀紙や葛・油・薬などを運ぶ重要な役割を担ってきた。
戦国時代には、秋山氏が築城・城下町を形成し現在の景観を作る。町の中を走る松山街道には昔ならではの用水路が今も残り、200を超える伝統家屋・建築物が今も現存する。また特徴ある瓦や犬矢来、雨樋も魅力がある。
幾つかの伝統家屋は歴史資料館として開放している。