種類:回遊式日本庭園
星渓園は、回遊式日本庭園で、熊谷の産業・土木面に大きな功績を残した竹井澹如翁によって江戸時代末期から明治初期にかけて作られた。元々この地には、1623年に氾濫した荒川によって出来た池に湧き水が出て「玉の池」と呼ばれるようになった。この池が星川の源となり、のちに澹如翁がこの地に別邸と玉の池を中心に木林を植え、名石を集めて庭園とした。
照憲皇太后殿下や秩父宮殿下が御立寄になるなど多くの知名士来遊が見られた格式ある庭園である。昭和初期に前大徳牧宗禅師により「星渓園」と命名された。
園内には、「星渓寮」「松風庵」「積翠閣」の三つの茶室が設けてある。
庭園には、数百種類の植物が植えられており、庭石も40数個置かれている。また、灯籠や層塔なども20数個ある。