紫烟草舎「からたちの花」「砂山」などの作詩で親しまれている詩人・北原白秋は大正5年の夏から約一年間、当時小岩にあったこの離れにおいて、すぐれた作品の創作をつづけた。白秋自身、紫烟草舎と名付けたこの建物はその後、江戸川の改修工事のために解体され、この公園に移築された。