須坂クラシック美術館は、須坂を代表する伝統的町屋を利用した美術館。明治時代初期に牧新七によって建てられた。牧家は江戸時代に須坂藩ご用達の呉服商で、明治大には銀行も設立し、明治時代には製糸業でも成功した。この屋敷は、日本画家の岡信孝画伯からの寄贈を受けた古民芸コレクションを収蔵する「‐岡信孝コレクション-須坂クラシック美術館」として開館した。
建物は、長屋門、土蔵、主屋、上店と4棟を残しており、現存する須坂の伝統的町屋の中でも最大規模の家の一つである。 岡信孝氏のコレクション約2,000点を中心に様々な物を展示してある。また蔵の特徴は二階建てで、木曽には丸い石を積む「ぼたもち石積み」が使われ、この地方の特色が見える。主やには当時一揆なのが多かった土地柄抜け道などが見られる。