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滝沢屋

観光案内

滝沢屋(たきざわや)は、山形県上山市にある楢下宿にある脇本陣。築城年代は不明だが、18世紀後半には建てられていたのが記憶に残る。庄屋の家も兼ね豪華な造りが見られる。また天井が張られておらず、暗殺から貴人を守るための配慮であったと考えられる。大きな蔀戸で作られており、6部屋を持つ大きな造りとなっている。中には多くの貴重品が展示されている。

観光情報
駐車場【有】
トイレ【有】
料金:大人200円、高校生150円、以下50円
時間:9:00~16:45

アクセス
かみのやま温泉駅から徒歩。


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周囲の地図情報 滝沢屋

詳細案内

滝沢屋
楢下宿は、江戸時代には東北諸大名の参勤交代路であり、武士や商人、また出羽三山詣の旅人のために本陣、脇本陣、問屋、旅籠屋、茶店が備わり、伝馬、人足で大いに賑わった。

滝沢屋のあった下町は本町とも言われ、楢下宿では中心的な町並みで、本陣の塩屋を始め、脇本陣、準本陣級の庄内屋、秋田屋、滝沢屋などが建ち並んでいた。庄内屋、滝沢屋は依然としてその旧態をとどめ、貴重な遺構として有形文化財に指定されている。

滝沢屋は現在の位置に移築され、当時の時代に近い形で復元されている。

滝沢屋は広く武士層を対象とした宿泊、休息のための施設であった。広間型三間取りの上手に当って、上、下の二座敷を付け加えた五間取りで、上の座敷を裏手に張り出された曲がり家となる。

軒を「せがい造り」にし、軒下を土庇式の「こまい」とし、表の開口部に古式「しとみ」を用いている。平入り、直ご家形式の主屋に対し、上屋敷の部分を奥方向に突出させて曲がり家とするのは、この地の上層民家に特徴的にみられる形である。

この家の建築年代は不詳であるが、1757年の洪水後に建てられたもので、その架構、間仕切り手法などからみて妬く200年前後経た古民家推測される。

1761年、幕府の巡見使三人を楢下に迎えたとき、筆頭の柳原左兵衛は本陣の塩屋に、久松は滝沢屋に宿泊したが、本陣と称している。この事から1761年にはすでに滝沢屋は再建されていた。